12年愛用したロレックスを初めて正規オーバーホールへ
最近はApple Watchを利用する方も多いと思います。かくいう私もSeries10のチタニウムゴールドをつけることがとても増えましたが、パリッとしたい日やここぞという商談の時はやはり機械式時計をつけます。私が愛用しているのは12年前に中野のジャックロードで購入したロレックスのデイトジャスト2(ネイビー文字盤・スムースベゼル)です。
当時は60万円程で、それでも清水の舞台からダイブする気持ちで購入しましたが、現在はディスコン(生産終了)になっていて中古市場では100万円を超えるみたいですね。
独身最後の贅沢として購入した記念品なので売る気は全くないですが、購入時よりも価値が上がっていることは嬉しいものです。
今回初めて日本ロレックスの正規オーバーホールに出したので、
並行輸入品でも正規メンテナンスを受けられる?リアルな費用や期間は?細かい傷とかは綺麗になるの?といった気になる部分を、Before / Afterの写真を交えて全公開します!
あえて「正規店(日本ロレックス)」を選んだ理由。街の修理店との比較
オーバーホールに出す際に、正規店である日本ロレックスに依頼をする方法とは別に、「街の修理店(民間業者)」に依頼するという選択肢もあります。
元日本ロレックスに所属していた技術者さんが作業をしてくれると謳っているロレックスのオーバーホール専門の業者さんもネットで検索すればたくさん出てきます。
純粋な目先のコストパフォーマンスだけを比較すれば、民間業者に出した方がだいぶ安い(おそらく正規店の半額程度)ですし、納期も正規店より早いことが多いですが、私は「正規店」である日本ロレックスのでのオーバーホールを選びました。
理由は万が一のリスクを排除したかったから。
このデイトジャスト2は、12年前に「独身最後の贅沢品」として思い切って購入した思い入れのある時計なんです。
当時背伸びをした買い物でしたが、あれから12年が経ち、仕事でもある程度のキャリアを積み重ねてきた今では、目先の数万円をケチって民間業者に出して、万が一にも社外品パーツを組み込まれたり、納得のいかない仕上がりになってしまったりして、この時計の価値や「12年間の思い出」に傷がつくリスクを完全に排除したかったんです。
そもそも機械式時計ってコスパとかタイパを気にする人には向かない嗜好品だと私は思うので、この辺りはいわば思想の問題です笑(ついでに言うと、機械式時計は投資用に買って大事にしまっておくようなものでもなく、日常的に使うべきものであるべきだと強く思っています。)
「レキシア銀座本店」か「表参道」への持ち込みをおすすめしたい

まず、ロレックスは本物であれば並行輸入品でも正規店でのオーバーホールの受付が可能です。
そして正規販売店ではアフターサービスの受け付けもされているので、百貨店などにあるロレックス販売店に持ち込んでオーバーホールの相談をすることが出来ます。
ただ都内にお住まいの方には、「レキシア 銀座本店」か「表参道」を強くおすすめします。理由はシンプルで、オーバーホールにかかるトータルの期間を短くすることが出来るためです。
【比較】通常フロー vs レキシア銀座本店フロー
通常の正規販売店に持ち込んだ場合
- 店舗の窓口で時計を預ける
- 日本ロレックスのサービスセンター(別拠点)へ配送される
- 技術者が中身を確認したのちに、郵送で「見積書と作業依頼書」が届く(店舗に時計を預けてから約2〜3週間後)
- 書類にサインしてポストへ投函(返送)
- センターに書類が到着後に作業がスタート
このように、通常は「見積もりのやり取り」に数週間の日数を要します。
今回実践した「レキシア銀座本店」への持ち込みフロー
今回私が持ち込み先に選んだ「ロレックス ブティック レキシア 銀座本店」は、「サービスセンター(技術者)が併設されている」店舗です。
- 店舗の窓口で時計を預ける
- 併設の工房で技術者が即座に中身を確認
- 銀座のカフェで1時間ほど時間を潰している間に「概算見積もり」が出る
- その場で内容を確認、サインをして作業がスタート!
つまり、通常だと郵送で「数週間」かかるやり取りを、「1時間」に短縮できるんです!
郵送でのやり取りは流石に面倒なので、個人的にはサービスセンターが併設されている「レキシア銀座本店」か「表参道」を強くおすすめします。
ちなみに、レキシア銀座本店では修理の受付は地下のフロアになります。
ロレックスのフルーテッドベゼルを思わせる螺旋状の階段を降りるとガラス張りで技術者の方の作業風景が飛び込んできます。落ち着いた空間の中には、普段見ることが出来ない時計の中のパーツがルーペとセットでディスプレイされており、まさに「時計好きには堪らない大人の秘密基地」のような素晴らしい空間でした


正規オーバーホールのリアルな費用と「削ったオプション」
結論から言うと、今回のオーバーホール見積もり総額は「122,100円(税込)」でした。内訳は以下の通りです。
- オーバーホール基本料金: 89,000円
- ケース・ブレス研磨(ポリッシュ): 22,000円(※現在は基本料金とは別)
- リューズ交換: なし(状態良好のため)
実は見積もりの際に、カレンダーレンズ(ガラスの突起部分)に微細な傷があるとして、25,000円でのガラス交換を提案されました。


言われてよく見れば確かに傷があるかな?という感じですが、以下の理由からお断りしました。
- 実用性に問題がない
- 正直言われるまで気にしなかったレベルで、致命的な欠けなどでもなく防水性や視認性に影響がなかったのが大きな理由です。
- 歴史を残す:
- これを言ったらおしまいではありますが、細かい傷は使っていればつきます。今回ポリッシュでケース全体は新品同様になりますが、ガラスの微細な傷は「12年連れ添った歴史」としてあえて残すのも悪くないとも思いました。
【画像比較】12年目の傷はポリッシュでここまで消える!
気になる仕上がりの写真がこちらです。まずはビフォーから。






普段使いしているので良く見ると結構細かい傷が入っているものですね!
ポリッシュ後がこちらです!






特にスムースベゼルのところと留め具のあたりが分かりやすいですかね、全体的にピッカピッカになって戻ってきました!ポリッシュ(研磨)は言ってみれば時計全体を削って傷を消すので本体が痩せるのかな?と思っていましたが、熟練の日本ロレックスの技術者の方のおかげで細かい傷だけを消し去ってくれました!
オーバーホールする際にはポリッシュ(研磨)も一緒にすることを強くおすすめします!
正規店でのオーバーホールの付属品
当たり前ですが、ロレックスの紙袋に入れてくれます。一般的にはなかなかお目にかかることがない袋ですね笑
中には時計本体と書類が入っています。


書類には領収書、オーバーホールの保証についての案内、ご愛用の手引きについての案内、あとは正規店でのオーバーホールを証明するギャランティーカードが入っています。
特にこのギャランティーカードは、日本ロレックスでのオーバーホールが完了したことを証明することになるので、日本ロレックスが公式に「このロレックスは間違いなく本物だよ」と認めた照明になります。
私のロレックスは並行輸入品だったので、今回のオーバーホールで本物だよっていうお墨付きをもらえた気がしました笑

返却時に入れてもらえるグリーンのロレックス純正サービスポーチも、旅行時などの持ち運びに重宝する嬉しい実用アイテムです!



気になる実際の納期は?手元に戻るまでの期間
今回、レキシア銀座本店に持ち込みをしてから、実際に手元に戻ってくるまでの期間は「1ヶ月」でした。
店舗へ持ち込んで見積もり&依頼をしたのが4月25日、スマホの留守電に終わった旨の連絡が来たのが5月26日でした。一般的な街の修理店と比べると少し時間はかかりますが、サービスセンター併設店に持ち込んだことで思ったより早く戻って来てくれました!GWを挟んでもちょうど1ヶ月ですからね!
オーバーホール期間中は手元から時計がなくなる寂しさはありますが、「スイス本国と同等の基準で、自分の時計が完璧に整備されている」と考える待機時間もまた、機械式時計ならではの醍醐味ですね!
まとめ:正規オーバーホールは「思い出と資産価値」を守る最高の投資
今回、約12万円という費用をかけて初めての正規オーバーホールを行いました。
冷静に金額だけ見れば決して安い金額ではありません(普通にApple Watch買えますからね)が、
- 12年分の傷がリセットされ、新品同様の輝きを取り戻したこと
- 中身のムーブメントが完璧な状態に整備されたこと
- 正規品であることの証明と、2年間の保証がついたこと
これらを総合的に判断すると、目先の数万円を節約する以上の「圧倒的なリターン」があったと断言できます。
日常で愛用しながら適切なタイミングでメンテナンス投資を行い、自分の人生の時をともに刻んでいく。
投資用として死蔵するとか本当に好きじゃないです。使ってことの機械式時計です!
次回は、同じく長く愛用しているビルケンシュトックのサンダルを公式修理で蘇らせたリアルな費用と期間をレビューします!
最後までご覧いただきありがとうございました!
