先日の3連休を利用して、妻と長野へふらっと大人のご褒美旅行に行ってきました!
今回ステイしたのは、森の中にひっそりと佇む【Tabist ホテル コロシアム・イン・蓼科】。

建物自体は歴史を感じるクラシックな洋館ですが、手入れが行き届いていてとても静か。
そして何より驚いたのが、スタンダードプランとは思えないほど本格的なフレンチの夕食と、満足度の高い朝食でした。
「料理目当てで泊まる価値がある」と胸を張って言える、大人向けの隠れ宿。
この記事では、実際にいただいた夕食と朝食のフルコースを写真付きで詳しくレポートします。
「蓼科で食事が美味しい穴場のホテルを探している」「スタンダードプランでも満足できる本格フレンチを楽しみたい」…そんな、食にこだわる大人のご褒美旅行を計画中の方は是非ご覧ください!
Tabist コロシアム・イン・蓼科の夕食|スタンダードプランのフレンチコースを全皿紹介
今回予約したのは【スタンダードプラン(2食付き)】。
正直、「スタンダード」と聞いて料理はそこそこだろうと油断していたのですが――一皿目から“本気のフレンチ”でした。

今回のコース内容(スタンダードプラン)
- 野菜ブーケの前菜盛り合わせ
- 信州キングサーモンのスモーク仕立て
- 松茸のフラン
- 鯛のポワレ(桜えびソース)
- オレンジとシャンパーニュのソルベ(お口直し)
- 信州和牛ロース肉のステーキ、鴨肉のロースト(選べるメイン)
- モンブラン
- リンゴのマカロン & 紅茶のフィナンシェ
メニューに記載されている大地のポタージュが松茸のフランになったので、その日の仕入れでメニュー構成を変えているのかもです。
前菜プレート|見た目も楽しい“お野菜のブーケ”からスタート

最初に提供されたのは、花束のように盛り付けられた地場野菜のブーケ、レバーパテとわかさぎのエスカベッシュのプレート。
なによりも野菜の瑞々しさと旨みが強烈で、地方でいただくお料理の良さを体感しました。
信州味噌のソースが最高で、野菜との相性は言うまでもないのですがソースだけでも延々と食べれてしまい、お行儀悪いのですが自家製パンでキレイに拭って食べてしまいました笑
わかさぎのエスカベッシュは小さいながらも旨みが強くそれでいて上品な味わい。
「あっ、今日勝ちだ」と思わせてくれるプレートでした。
信州サーモンのスモーク仕立て|旨味が濃くて驚く

続いて出されたのは、信州サーモンのスモーク仕立て。
信州サーモンを食べたのは今回初めてだったのですが、臭みが一切なく旨みがすごい。
中央に添えてある野菜はどれも美味しく、多めに載せてくれてあるディルとの相性が最高です。
スモークが強めに効いていてサーモンのカルパッチョというよりはもう生ハム食べているくらいの旨味で、思わず白ワインが進んでしまいました。
松茸のフラン|強烈な香りがふわっと抜ける贅沢な一品

メニューには大地のポタージュと書いてあったのですが、サーブしていただいたのは松茸のフランでした。
とろっとした温かい茶碗蒸しのような舌触りに、松茸の旨味と強烈な香りがぎゅっと凝縮されていました。
「和」と「洋」のちょうど真ん中にある一品で、静かに感動した一皿です。
鯛のポワレ(桜えびソース)|香ばしさがたまらない

続いては鯛のポワレ(桜エビソース)。
プロの技が光る火入れでした。鯛の皮目はカリッと焼かれていて、その上から桜えびの旨味たっぷりのバターソース。
下に添えてある茹でたキャベツ、スナップエンドウ、インゲンもソースに負けない強い旨みで最高でした。
オレンジとシャンパーニュのソルベ(お口直し)

この後のメインに向けてお口直しのソルベ。
シャンパーニュ感はあまり感じませんでしたが、普通に美味しいオレンジのソルベでお口さっぱりでした笑
信州和牛ロース肉のステーキと鴨肉のロースト(選べるメイン)


メインは選べるスタイルで、信州和牛ロース肉のステーキ、和牛ほほ肉の煮込み、鴨肉のローストの3品から選択するスタイルでした。
私は信州和牛のステーキ、妻は鴨肉ローストをいただいたのですが、正直鴨肉ローストが美味しすぎました。。
完璧な火入れでしっとり旨み爆発の身と香ばしく焼き上げられた皮が最高で、思わず赤ワインを頼んでしまいました笑
私の和牛ロースステーキも美味しかったのですが、個人的には妻の鴨肉ローストの圧勝でした。
次回伺った際に鴨肉ローストがあったら必ず頼むと思います笑
デザート|甘さ控えめで大人の味わいな自家製モンブラン

デザートは本格的なモンブランで、しっかり濃厚なマロンペーストながら甘さは上品で後味すっきり。
このモンブランだけのスイーツ店があったら通うレベル。
コーヒーとの相性が最高でした。
小菓子|マカロン&紅茶のフィナンシェでフィニッシュ

最後に登場したプティフールも控えめに言って最高。
リンゴを使ったマカロンと、紅茶の香り豊かなフィナンシェで、フレンチらしい余韻を楽しめました。
ドリンクはワイン提案があれば120点だった


乾杯はスパークリングを一杯ずつ。
その後、地元・立科町のソーヴィニヨンブラン、カリフォルニアのシャルドネ、ボルドーの赤を順番に楽しみました。
ソムリエがいる形ではなかったので、料理に合わせた提案やペアリングの案内はありませんでした。
「せっかく旅行にきたから」と思い地場の立科町いざわの畑ソーヴィニヨンブランを頼んだんですが、私の好みとはちょっとズレていました(日本のワインは難しいですね)
逆にカリフォルニアのシャルドネは“ナパ的リッチ系”で料理に抜群に合っていて「最初からこれを推してくれたらもっと楽しめたのに!」という惜しさがちょっと残りました。
料理が美味しいだけに、「◯品目にはこの一杯がおすすめです」とお店側から提案をしてくれれば120点でした。
あと正直この美味しいコース料理に、ビールや焼酎ハイボールを合わせてほしくないので、ドリンクメニューは見直して欲しいです笑
Tabist コロシアム・イン・蓼科の朝食|パン・サラダ・選べるメインが全て美味しい
朝食は洋食スタイルで、一品ずつ提供されるセミコース形式。
量は控えめなのに満足感が高く、ひとつひとつの素材の良さがしっかり感じられる朝ごはんでした。
サラダ&シェフ特製ドレッシングが主役級に美味しい


まずはコンソメスープ(※写真撮り忘れました、、)で胃を温めた後、サラダプレートが登場しました。
野菜ひとつひとつの味が濃くてびっくり。
特に信州味噌ディップが最高で、「これだけで一本記事書けるのでは?」と思ったほどでした。
自家製パンのクオリティが高すぎる

焼きたてのパンがたくさん盛られて提供されます!
- 通常のパンと全粒粉のトースト
- クロワッサン(※バターがすんごい)
- くるみとレーズンのパン
バター/桃のコンフィ/りんごジャムが添えられていて、
ひとつひとつ試すのが楽しくて 「パンが主役の朝食」と言っても過言ではない満足度でした。
メインは選べる3種類(オムレツ/目玉焼き/豆腐ステーキ)


夕食と同じく、朝食は選べるスタイルで、私はチーズオムレツを、妻は豆腐のステーキを選択しました。
オムレツは卵の味が濃く、ふわとろ食感で王道の正解。
豆腐ステーキは信州味噌ベースの濃厚ソースがかかっていて、ご飯にもパンにも合うタイプですが、個人的にはオムレツがベストチョイスでした!
地場産乳牛のヨーグルトで軽く〆

桃とオレンジが乗ったヨーグルトは、ちょっと固めの飲むヨーグルトと言えるくらいとろとろで、ミルク感が強いのにさっぱりしていてとても美味しかったです。最後の一口まで丁寧な仕事が感じられました。
ホテルの目の前には女神湖|散歩だけでも価値がある最高のロケーション

ホテルの目の前には、静かな湖「女神湖(めがみこ)」が広がっています。
私たちは朝食後に軽く散歩したのですが、湖面が鏡のように空と木々を映していて、まるで絵の中に入り込んだような雰囲気でした。
標高約1,500mということもあり、空気が驚くほど澄んでいて、深呼吸するだけで気持ちが整います。
湖の周囲には遊歩道が整備されており、一周しても30分ほど。
カフェや足漕ぎボートのアクティビティもあるので、観光を詰め込む旅よりも “静かな時間を楽しむ滞在型の旅” にぴったりのロケーションです。
食事の満足度が高い宿でしたが、
「この景色を見ながら泊まれる」という点でも、ここを選んで良かったと心から思えました。






ちなみに女神湖に「ヴィーナス」というカフェがあり、ホテルでいただいた美味しいお味噌(酢屋茂(すやも)さんという蓼科の老舗のお味噌屋さんのもの)が購入出来ました!私もお土産に購入しました。


ホテル周辺は緑が多くて本当に癒されました。2−3泊してゆっくりするのも全然ありです。
蓼科で「食事も景色も静かな時間も妥協したくない」という方には、間違いなくおすすめできる宿ですね。
Tabist コロシアム・イン・蓼科 の疑問Q&A
- 夕食時間は選べる?
-
私が宿泊した際は、夕食は18:00、18:30から選択する形でした。
- ドレスコードはある?
-
特に指定はありませんでしたが、サンダルなど軽装すぎる服よりも少しだけ綺麗めな方が雰囲気に合います。
- 子連れでも大丈夫?
-
小学生以上の子連れ客もいましたが、全体的には夫婦・カップル・一人旅の方が多めの印象でした。
食事を楽しみたい大人にこそ泊まってほしい宿
今回私たちは Yahoo!トラベル経由で、予約時にポイント利用をしたので一人20,700円。
チェックアウト時にドリンク代を含め +7,850円の支払いがありましたが、合計してもおよそ25,000円程度でした。

3連休価格でこのクオリティならコスパはかなり高いです。料理が季節ごとで変わるのでまた再訪したいと思っています。
- 夕食の内容だけ見ても都内ならドリンク込みで1-2万円/人は普通にかかるレベル
- 朝食の質も都内ホテルなら3,000円以上は普通にかかるレベル
- 建物は古めながら清潔感があり、何よりレストランのクオリティが圧倒的
「本当に良いものがわかる大人」にこそ泊まってほしいホテルです。
派手さよりも、静かに丁寧に“美味しいもの”を出してくれる宿が好きな人にはぴったりです!
よかったら是非宿泊してみてください!
宿泊日で料金は変わるので、料金は以下からチェックしてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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